建設業経理事務士ってどんな資格?

建設業経理事務士検定試験とは、建設業振興基金が主催する、建設業界における簿記試験であります。狭い範囲の簿記検定と考えられるかも知れませんが、驚くことに日本人の10人に1人は建設業に関わって生活をしているのだそうです。その上、建設会社にとっても公共工事の入札の際に、この建設業経理事務士の合格者を何人抱えているかが、審査事項の一つになっています。一定の建設業経理事務士の人数が一定のラインを超えていないと入札することはできても、落札することが出来ないことになりかねない大事な資格なのです。そのため、建設業事務経理士の合格者には、一定の手当てを支給する会社も多いそうです。建設業経理事務士検定試験のデータとしては次の通りです。受験資格は特にありません。試験日程は、毎年3月の上旬の日曜日。級は1級から4級です。申込は11月上旬から下旬(申込期間は変更することがあります)。合格発表は5月末です。

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建設業経理事務士の受験方法

公共工事の受注を希望する建設業者にとって、必須の経営事項審査に加点評価される経営資格は、公認会計士、税理士、建設業経理事務士1・2級です。それでけ、建設業経理事務士の資格は大事なものです。1級はかなり難しいので、先ず、2級を取得して数年計画で将来的に1級を取得することがよいと思われます。
経営事項審査のルールがありまして、決算日現在の建設業経理事務士の数で決められるから決算日と合格日(5月末発表)の関係をよくチェックしてないといけません。次回試験の合格日は5月15日ですので、もそも、5月決算の会社であれば、即経営審査事項に反映されます。それから、建設業経理事務士1級はについては、科目合格制となっています。ただし、合格した科目は、従来永久有効でしたが、今回から、有効期間5年が付されました。つまり、5年以内に全科目が合格しないと、折角の建設業経理事務士の科目合格が無効になってしまいます。そのことは、よく、気を付けましょう。

建設業経理事務士の試験対策

建設業経理事務士を経験なしで、独学で取得するすることはかなり難しいと思われます。簿記の2級とほぼ同程度のレベルですので、独学で勉強するなら、TACの過去問題や解説の付いた回答を読んで問題を解いていけばなんとかなるでっしょう。初めてであれば、建設業経理事務士の2、3級を受けるべきです。2級でないと資格的に意味がないのですが、3級を受験する値打ちはあると思います。自己採点もできますし、どれだけ届かなかったのかは結構把握できます。建設業経理事務士の勉強は、勉強時間の問題ではなく、過去問題が合格レベルにまで解けるようになれば問題なく受験に合格します。原価計算や配賦など独特な考え方も多いので、時間が許すのであれば、(再来年でもよいとか)一度、独学で、建設業経理事務士の3級から受験してもよいと思います。

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